東京の国立代々木競技場フットサルコートを中心に10年以上に渡って活動するアマチュアフットボールコミュニティ「buongiorno(ボンジョルノ)」。
今回こちらのコミュニティの新しいエンブレムデザインとロゴ、それに伴って制作されたビブスのデザインをFBI©MAGが監修しました。
デザインを担当したのは、自身もフットボールラバーであり、フットボーラーでもあるフリーランスアートディレクター・デザイナーのted.(テッド.)。
近年「buongiorno」の企画には、海外から来日したファッションモデルをはじめとする、多国籍な参加者がやって来ることも多く、プロアマ、男女、国籍、カテゴリーなど問わず多くのフットボールファミリーが集まります。
そんなフットボール好きがフットボール好きと繋がり、どこまでも広がっていくbuongiornoコミュニティのイメージがジグソーパズルのピースで表現されており、エンブレムにある5枚のピースは、コミュニティの原点でもあるフットサルを構成するプレーヤー5人のユニオンを表しています。


”ビブス”にこだわるという新しいフットボールの視点

エンブレムとロゴに合わせて、参加者がプレー時に着用する「ビブス」も新たに制作しました。
通例、ユニフォームなどに比べると個人参加企画や多くの施設で貸出されるアイテムにも関わらず、あまりデザインに力を入れて作られることが少ない「ビブス」。
このマイナーでおざなりにされがちなジャンルにあえてフォーカスを当て、過去に例を見ないような取り組みを行うことで、プレー時のファッション的側面からも、コミュニティとして独自性のある訴求が出来ると考えました。
この非常にカラフルでインパクトのあるデザインは、フットボールの可能性や考え方、捉え方、解釈が無限である、というFBI©MAGらしいメッセージも織り込んでいます。
また他方では、ストリートでも常にファッショナブルで、いつでも楽しくプレーするものだ、というフットボーラーの高揚感を直感的に表現したデザインとも言えます。
すでに参加者から、自分たちのチームでも着用したいという声も上がってるそうで、近々受注生産を含めた販売も検討しているとのこと。今後の動きにも注目です。



ted.(テッド.)
freelance art direction & design
アートディレクション・グラフィック・ウェブ・パッケージ・エディトリアルなど、多岐に渡るデザインを手がける。ファッションやカルチャーにも知見があり、自身は生粋のスパーズファン。

buongiorno(ボンジョルノ)
アパレル関係者を中心とした参加者が集まり、10年以上東京渋谷付近をベースに活動するストリートフットボールコミュニティ。仕事終わりの夜開催が基本で、近年は国立代々木競技場フットサルコートや豊洲のフットサルコートなどで、カテゴリーや性別、年齢等の制限を設けず幅広いプレーヤーたちが汗を流す。時にはオフシーズンの現役選手なども参戦。海外からの参加者も年々増加しており、多くのフットボールファミリーの交流の場となっている。